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7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
著者の障害は精神ではなく身体にある,
By Yas (東京都) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: わたし、男子校出身です。 (単行本)
この本を読むまでは性同一性障害者と同性愛者の区別がついていなかった。村上春樹の「海辺のカフカ」に出てくる大島さんが、「体は女で心は男。しかしゲイ」というのがまったく理解できなかった。本書を読むと性同一性障害に対する理解が深まる。著者は若くしてたいへんな苦労をされたわけで、読んでいて心が痛む。しかし世の中にはもっと不幸な人もいるし、人は多かれ少なかれ先天的な欠陥をかかえて生きている。そのことに著者は気付いているが、20年後に自分の著作を読み返してみると、もっとはっきりわかるだろう。不幸だと思っていた自分が、実は周りからいかに愛させれいたか。 著者は「性同一性障害」という言葉が好きではない。自分は障害者ではなく、生まれながらに女性だと思っているからだ。その通りだと思う。この本を読み終わって気づいたが、彼女の障害は精神にあるのではなく、身体にあったのだ。彼女の精神はどこまでも正常で、心は純粋に女性である。
33 人中、28人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
人間って強いんだなと思いました,
By
レビュー対象商品: わたし、男子校出身です。 (単行本)
読んでみて、彼女の中身は本当に普通の女の子なんだなと思いました。むしろ、人一倍、フェミニンなタイプかもしれない。 この本には 男の子らしくして欲しいという母親との葛藤はありつつも、男子校時代に良い仲間に恵まれてきたことが綴られていました。 それは、体は男でも心は女の子、そんな個性を持った自分でも認めて欲しい、と彼女が一生懸命ちゃんと自分のやるべきことをやってきたから。 大変な手術のこともとても詳しく専門知識も込みで書いてあって、本気で性転換を考える人の参考文献にもなるかと思いました。 自分の境遇に対して不満を持つだけじゃなく、彼女は腐らずに、それを乗り越えようと必死に頑張って解決策を探して行動に移してきました。そして結果としてそれが強運につながっている。この若さのわりに、芯の強い生き方がとっても素晴らしい。誰にでもできるようなことじゃない。 彼女と同じ障害を持つ人たちがこの本を読んで救われるといいなと願わずにはいられません。
65 人中、52人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
考え方ひとつで人は変わる事ができる,
By メタボリック・シンドイローム (富山市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: わたし、男子校出身です。 (単行本)
ニューハーフとか、性同一性障害とか、性転換と聞くと好奇の目で見る人・蔑視する人・目をそむける人、 いろいろいると思います。 私もこの本を読むまではその一人でした。 著者の椿姫彩菜さんは、今は現役の女子大生として、 また売れっ子のモデルとして活躍中ですが、 文章の端々に知性と優しさに満ち溢れ、 シリアスな手術の場面や、反発していた親との和解の 場面など、涙無しでは読めませんでした。 読む人をとても優しく包み、強くしてくれる貴重なエッセイ だと思います。 私はこの一冊で人生観が変わりました。 推薦致します。
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