今回の特集は「ダライ・ラマ14世に意義あり」と題したチベット特集です。
タイトルだけ見ると「あの小林よしのりがダライ・ラマにどんな文句を言うんだ?」とかなりそそられましたが答えは明解でした。
「高度な自治」でいいのか?「独立」を求めることこそが世界の平和に貢献するためにも必要なことではないのか?と。
チベット問題は台湾問題でもあり尖閣問題でもあり沖縄問題でもある、その見地からすればチベットの主張やその結果がもたらすものはおそらく想像以上に大きく、また他人事ではないはずです。
そんな小林氏の懸念がひしひしと伝わってくる特集です。
過去の「ゴー宣」の採録2本やお馴染みのメンバーでの座談会、日本在住の亡命チベット人の座談会など、今回も様々な視点で論じられていますが、巻頭の「天籟」が全てを凝縮しているような気がします。
普段の「天籟」のおそらく半分にも満たないような文字数でしかないものの、ダライ・ラマ法王に対する忠言のような形でせつせつと語る今回の「天籟」は先日のチベット蜂起やその後の聖火リレー妨害、またその背景にまで斬り込んだ濃密な内容になっています。
今後のチベットを語るときにおそらくこの「天籟」が与える影響は少なくなく、「わしズム」史上に残るものになるでしょう。