実は、小さい頃住んでいた鉄筋アパートの庭で、お隣だったお宅の愛犬・メリー(たぶん、♀)に追っかけられて以来、犬とふれあうこと自体には、ちょっと苦手意識があるんです。だけどその後、シベリアンハスキーの仔犬を飼うか飼わないか、というお話があって、結局飼わなかったのですが、もしあの時飼っていたらどんな暮らしになってただろう、と思うことはあります(瞳が青くてかわいかったなぁ、あの子……)。
さて、この本は《不思議顔の猫・まこ》シリーズのマーブルトロンから出た“わさお本”。「え、また“わさお本”?」と思う方もおられるかもしれませんが、今回はわさおの飼い主・かあさんと、ブログ『わさお通信:今日のしっぽ』を運営されている工藤さん(ハンドルネーム:吟さん)との共著という形(なので、売り上げの一部はわさおのえさ代になる……のかな?)。
この前の『
ブサかわ秋田犬 わさお』は、かあさんの感動的なモノローグと共に、鯵ヶ沢の自然の中で暮らすわさおやチビの姿をとらえた素晴らしい仕上がりでしたが、やはりどこか、ちょっとだけおすましというか、よそ行き顔というか、そんなところもありました。一方、この『わさおデイズ』は、やはり日常的にわさおやチビと接触している方の撮った写真で構成されているだけあって、飾り気のない、普段着の(って、別に何も着てないわけですが…)わさおやチビの日常が展開されています。
その辺、まさに“ショートフィルムっぽいフォトブック”とでもいいましょうか。
中には映画『HACHI 約束の犬』の宣伝応援のため、わさおがかあさんと共に上京した時の、渋谷ハチ公像との記念写真なんかもあります。
チビのファンの一人としては、チビのかわいい写真もあちこちで見られて、うれしかった(追記:もういないチビの、いいメモリアルとなりました)。
のんびり楽しめて、しあわせな気持ちになれる、これまたいい本です。