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わが推理小説零年―山田風太郎エッセイ集成
 
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わが推理小説零年―山田風太郎エッセイ集成 [単行本]

山田 風太郎 , 日下 三蔵
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

敗戦後、若き山田風太郎はこう書く、「真に新しい面白さを読者の前に展開しなければならない」。作家誕生となった推理小説とその世界、江戸川乱歩、高木彬光、阿佐田哲也、横溝正史らとの交遊、執筆裏話などから浮かび上がる「物語の魔術師」の素顔。単行本初収録エッセイの逸品。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

山田 風太郎
1922(大正11)年1月、兵庫県養父郡関宮の医家に生れる。36年中学に入学、その頃の仲間の隠語が雲(?)、雨、雷で、筆名・山田風太郎の契機となる。49年、「眼中の悪魔」「虚像淫楽」で第二回探偵作家クラブ賞を受賞。50年、東京医科大学を卒業するが、医師の道を進まず、作家として身を立てる決心をする。『甲賀忍法帖』『くノ一忍法帖』を初めとする、風太郎忍法を生み出し、忍法ブームをまきおこす。さらに73年より『警視庁草紙』『幻燈辻馬車』『明治波涛歌』など、独自の手法による“明治もの”を発表、ファンをうならせる。他に『人間臨終図巻』『あと千回の晩飯』など死をみつめた作品もある。2001年、尊敬する江戸川乱歩と同じ、7月28日没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 318ページ
  • 出版社: 筑摩書房 (2007/07)
  • ISBN-10: 4480814914
  • ISBN-13: 978-4480814913
  • 発売日: 2007/07
  • 商品の寸法: 18.6 x 13.2 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
山風の既刊エッセイ集は、わりあい歳を経てから書かれたものばかりでした。
そのため油が抜けきったと言いますか、達観した人生観を淡々と綴った文章が多かったものです。

しかし本書は、まだ若く作家論や作品論を模索し、隠しながらも隠しきれない覇気を抱いていた時代のものも収録しています。
その鋭い論理にははっとするものが多く、さすが天才と唸らされるものがあります。

作品論や作家論といったエッセイも、まとまって読めるとなると興味深いものがあります。
親愛の念がにじみ出た乱歩、横溝正史、高木彬光、阿佐田哲也らを語る文章の数々。
筒井康隆について書かれた二編は、この二人は似たもの同士だとわかって興味深いものが。

改めて山田風太郎の才気と情熱を発見できる、ファン必須の一冊といえるでしょう。
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6 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
今から25年ほど前、星新一『きまぐれ読書メモ』で、『風眼抄』を紹介していたのを読んだのが、山田風太郎を知った最初である。
数年後に中公文庫に収録されて読むことができ、果たして期待通り面白かった。

本書収録の「筒井康隆に脱帽」では、「ことしの直木賞は筒井さんにあげるといいな」などと、呑気らしく書いているのが風太郎さんらしい。
近ごろ評判の星さんの評伝を読むにつけ、星さんが風太郎さんのような心境でいらしたのだったらなあ、と思ってしまう。

ともあれ、本書の出版は日下三蔵氏の優れた仕事で、いつもながら有り難い。
解説によるとシリーズの予定らしいが、売れ行き次第のようにも見える。
続刊を期待する向きは、迷わず購入しましょう。
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By Gori トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:単行本
若き山田風太郎翁の言説に希望をもらふ。
「いかに他からの評がたとえ大家のものといえども気にするに当たらぬことがよくわかる」  
「山田五十鈴の弟に間違えられたのは初めてである」
「探偵小説は、正義が勝利を占めようが悪が一杯食わせて哄笑しようが、そんなことはどうでもよろしいのである」
「なぜ、私が女性蔑視論者であると決めつけられるような小説をたくさん書いたかというと(中略)
 女性を事実以上に理想化した小説が世に多いので、それに対するイヤガラセだろうと思う」
「五味康祐さんの小説は。非常に面白いのに。未完のものが多いそうである」
「小説というものはなのもそんな風に人間や人生を描かなくてもいいのである」
私は作家ではないが、ここから希望をもらふ。この反骨たるやいかが。

そして、私の敬愛する色川武大さん、筒井康隆さんの作に寄せた一文。
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