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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
「手話」ということばを奪われて,
By きくぐみ (寝屋川市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: わが指のオーケストラ (3) (単行本)
時は流れ、潔の教え子である一作達も学校を卒業し、それぞれの道を歩き始めていた。東京の師範学校に通う一作は、大正12年9月1日、とてつもない大地震を経験する。関東大震災の真っ只中で一作が見たものは、虐殺された朝鮮人や社会主義者、そして聾唖者の姿だった。一方、聾教育では、読唇や発声でコミュニケーションをとる「口話法」という新しい意志疎通法が開発されていた。聾唖者である娘、はま子に口話法を実践した西川吉之助の推進によって、聾教育は大きく変わろうとしていた。・・・一作が経験した関東大震災の描写は、凄まじいです。特に、何とか生き延びた一作が恩師の潔に語る大震災の状況は、読んでいるだけで背筋が凍りました。恐怖と混乱の中で怒りの矛先を向けられ、「50円50銭」が言えなかったために殺された人々。追いつめられた人間の恐ろしさをまざまざと思い知らされました。 この3巻では口話法が登場し、大阪市立盲唖学校でも早速実践されるようになります。はま子は口話法の成功例として脚光を浴びますが、その一方で、大阪市立盲唖学校の生徒、山岡吾一の物語が綴られています。吾一は読唇や発声が苦手で、おまけに手話を禁じられているために、周囲に意思を伝えることができずに苦しみます。西川吉之助や吾一の母親のように、「普通の子供のように、話せるようになってほしい」という期待と、「手話」という自分たちの言語を奪われた生徒達の悲しみが交錯して、何度読んでも号泣してしまいます。
3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
ろう文化の全てがわかる!,
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レビュー対象商品: わが指のオーケストラ (3) (秋田文庫) (文庫)
この本を読めば、ろう文化のことが本当にわかった。知らないことがあって、とても勉強になった。昔の時代背景を知り、当時のことを 考えると胸が痛む。こういった方々の存在と実行があったからこそ、 今の時代があり、これからの時代につながるのだと思う。 こういったことを、もっと一人ひとりが考え、行動に移して行けると もっともっと、いい社会ができると思う。 涙が流れてばかりでした。
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