これは推理小説なのだろうか・・・
禁じられた愛と友情が、ホームズの”死”をはさんで燃え上がる物語。
密かにホームズを愛するワトスン。しかし時は世紀末、同性愛に関する法律が改正され、それははっきりとした罪とみなされていた。折しもオスカー・ワイルドの同性愛裁判と悲惨な末路は記憶に新しい。ワトスンは「カモフラージュのために結婚し、それを大いに作品の中で喧伝するように」というすすめに従い、事件で出会ったメアリー・モースタン嬢と結婚する。メアリーはレズビアンだった。
ホームズを愛しながらも想いを秘めたまま、2人は運命のスイス・ライヘンバッハの滝へ・・・
愛の行方と事件の行方が最後まで気になる。ホームズも大変である。