私は、著者同様に40歳を越えて初めて子どもを授かった父親です。わが子も男の子で、2歳になります。これまでに、絵本の充実した書店や図書館に足を運んできました。絵本の紹介本や雑誌を10冊以上購入するなどよく読んできましたが、この本がベストです。れいれいさんが書かれているように、絵本の専門家、紹介本というと、「生命」「人権」「自由」「エコロジー」を過渡に擁護する等、大人の視点、イデオロギー色を感じるものですが、本書は、その匂いがありません。現在、私も、まさに、ここに紹介された絵本達によって、「わが子をひざに乗せ、干し草のような髪の匂いをかぎながら、絵本を読む。他に代えがたい幸福な体験」し、「息子との絆が深まっていくという実感と同時に息子だけではなく、私自身も、これまでにない新しい世界が開けるとう喜びをたっぷり味あわせてもら」っています。本書は、よい絵本の紹介であるとともに、著者の絵本達に対する愛情と感謝を感じます。