第二部は、「マキアヴェッリは、なにをしたか」と題して、彼の官僚としての13年間をおっている。
マキアヴェッリの仕事ぶり、人柄が、いきいきと描写されている。あまりややこしい歴史的出来事の叙述もなく、第一部よりも楽しく読み進められた。
『チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷』を先に読んでいたので、やはり理解しやすくてよかった。
今まで『君主論』も読まずに、「マキャベリズム」などいう一般的な見方から偏見をいただいていたが、マキアヴェッリ自身はとても愛すべき人物なのですね。
その仕事人間の突然の失脚、それがバネとなって『君主論』が生まれたのか。
この作品を読み終わったら、ぜひとも『君主論』に挑戦してみたいと思う。
この巻にも佐藤優氏の解説があり、マキアヴェッリの人生と自分のそれを比較分析している。やはり自己主張の強い文章で、解説としては不向きと思った。