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わが半生―「満州国」皇帝の自伝〈上〉 (ちくま文庫)
 
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わが半生―「満州国」皇帝の自伝〈上〉 (ちくま文庫) [文庫]

溥儀 , 小野 忍 , 新島 淳良 , 野原 四郎 , 丸山 昇
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

清朝末期、紫禁城の奥深く、最後の皇帝がわずか3歳で即位した。滅びゆく大国は、歴史の波に呑まれ、列強の手に翻弄され、皇帝溥儀は運命のままに怒涛の前半生を送る。

登録情報

  • 文庫: 534ページ
  • 出版社: 筑摩書房 (1992/12)
  • ISBN-10: 4480026622
  • ISBN-13: 978-4480026620
  • 発売日: 1992/12
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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13 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 読む価値◎, 2006/7/9
レビュー対象商品: わが半生―「満州国」皇帝の自伝〈上〉 (ちくま文庫) (文庫)
溥儀が中国共産党の下執筆した文章を、「人民文学」の編集者・李文逹なる執筆者がまとめたもの。李文逹は後年、経済開放下の中国で当書の著作権を要求をしている。この辺りを念頭におき、他の関連本と併せて読むことが、溥儀の内面洞察の近道ではないかと感じた。また、本文中にある溥儀の心理描写をよく理解できるかとも感じた。

即位後3年で廃帝となった清朝第十代皇帝・溥儀の皇帝復辟への並々ならぬ執着と傀儡満州国の皇帝を経て中国共産党下で10年の戦犯投獄生活から心中平穏な人生へと導かれる溥儀を通して、近代中国史を疑似体験することが出来る読み応えのある逸品かと思う。
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15 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 中国近現代史を研究する人は必読, 2006/9/14
レビュー対象商品: わが半生―「満州国」皇帝の自伝〈上〉 (ちくま文庫) (文庫)
 中国近現代史を生きた溥儀の自伝。大変に興味深い。

 皇帝の地位をはく奪された後、復活にありとあらゆる策略を練った日々。そして、日本軍の計画に乗り、「満洲国」皇帝となるために中国東北地方で暮らした日々。

 最初に読んだとき、私はなぜそんなに皇帝の地位にこだわるのか解らなかったが、今となると祖先から受けつがれた地位をなくしてしまった一族の悲哀をひしひしと感じる。

 後編では共産党の意向にそった内容となっている。

 ソ連と中国での捕虜生活が書かれているが、ソ連での捕虜生活は何の収穫もなく、中国での生活で人生が変わったという感想は、新中国で一市民として生きることに必死だった彼の姿が想像できる。

 自分で人生を切り開くことができず、ほんろうされるばかりだった一人の人間の悲哀を深く感じる。
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7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 読むべき傑作, 2010/9/15
レビュー対象商品: わが半生―「満州国」皇帝の自伝〈上〉 (ちくま文庫) (文庫)
正に傑作であろう。歴史が好きな私にとっては、特に「ベールに隠された皇帝生活」、「退位後の環境の変化そして満州国皇帝への道程」、「満州帝国での役割」、「囚われ時代の思想改造」部分について食い入るように読んだ。溥儀の詳細な感情の変化と共に、数々のストーリーが展開されており、リアリティを強く感じる。確かに、本書は本当に溥儀によって描かれたものなのか、また真実が書かれたものなのか、という疑問が常に頭をよぎるだろう。また、溥儀は独特の出自であり、また想像を絶するアップダウンを繰り返した後、「思想改造」に接した後に書かれたものであることから、物事の捉え方への偏りも有り得る。ただ、私が読む限りでは、本書は溥儀により描かれた(述べられた)ものであり、彼自身が見た事、体験した事(聞いた事などは除く)は極めて真実に近いのではと考えている。
上巻は、当時の中国の政治状況について多少の理解がないと読み辛い。また多数の中国人名も追い辛い。その為、日本との係りが出てくる下巻から読み出すのも良いだろう。但し、溥儀の人間性を理解するには上巻から読んで欲しい。映画「ラストエンペラー」は確かに素晴らしいが、当然ながら、内容の濃さは本書に遠く及ばない。著者、日本人、中国人、当時生きて歴史の渦に巻き込まれて犠牲になった全ての人を強く偲ばれた。
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