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わが人生記―青春・政治・野球・大病 (中公新書ラクレ)
 
 

わが人生記―青春・政治・野球・大病 (中公新書ラクレ) [新書]

渡邉 恒雄
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社 / 著者からの内容紹介

希有の新聞人のはじめての自記自伝。詩人になることを夢見た小学生のころから、新聞社主筆として多忙の日々を送る現在まで、浮沈も波瀾も率直に記した注目の書である。半生の回想にとどまらず、小泉政治に歴史的視点から警鐘をならし、転換期を迎えたプロ野球には鋭い提言を行うなど、著者の人生観、世界観が凝縮された戦後史の第一級の証言だろう。新聞記者修業時代の苦労話や、病妻へのあふれるおもいを明かした書き下しなど、本作のためのオリジナルも充実。

内容(「BOOK」データベースより)

戦時に送った暗い青春期、若き新聞記者時代の活躍から夫婦の大病の体験まで、波瀾万丈の人生を回想した本書は、政治、マスコミ、プロ野球問題にも筆が及んで、戦後史の貴重な証言となった。

登録情報

  • 新書: 273ページ
  • 出版社: 中央公論新社 (2005/11)
  • ISBN-10: 4121501985
  • ISBN-13: 978-4121501981
  • 発売日: 2005/11
  • 商品の寸法: 17.2 x 11 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 450,143位 (本のベストセラーを見る)
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By ib_pata VINE™ メンバー
形式:新書
 戦時中、文化系でも学徒出陣を免れた「特別学生」という制度があったとは知らなかった。ちなみに東大法学部で30人、文学部で5人という狭き門だったらしい(p.13)。ナベツネさんは出陣組でヒドイ目にあったらしく、靖国神社などにも「なんで東条なんかが祀られているところに参拝なんぞする必要がある」という姿勢で好感がもてる。敗戦後、大学に戻り「天皇制打倒」と書いていた共産党のポスターを見て即、入党するが、主体性論争を引き起こして除名されるのというのもなかなか。

 『戦後共産党私記』安東仁兵衛を引用し、後に宮顕によって抜擢される不破元議長に対する初代全学連委員長の武井昭夫(後に除名、映画評論家)のリンチ査問などを振り返るところなどは凄惨。ナベツネは宮本顕治に創価学会と共産党の創共10年協定問題でインタビューすることになり、その場で「オレをスパイとして除名したのは不当だから訂正しろ」と要求したのに対し、宮顕はその場で再調査を約束したが、査問した側のほとんどが宮顕によって除名されていたというのも生々しい。ナベツネは山村工作隊への突撃取材で殺されそうになるなど、けっこう日共とは新聞記者時代も深く関わっているんだな、と思う。小泉首相のやった刺客作戦のオリジナルは、バカヤロー解散の元となった広川派の欠席戦術に対して、親分の広川弘禅氏に対して無名の新人を立候補させ、大金をつぎ込んで落選させ、政治生命を奪ったことに由来するのではないか、というあたりも面白かった。

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6 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
渡邊恒雄氏の志と、それなりに誠実な魂は、確かに伝わってくる。もう一つ、読売新聞と同種の右派メディア・フジサンケイグループで、労組を結成して懲戒解雇されてまでも抵抗し抜いた論説委員・松沢弘氏の快作「フジサンケイ帝国の内乱」(社会評論社)とあわせて読むと、この国のメディアの真の姿が浮かび上がってくる。
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By english
形式:新書
この本を読んでいて、カントについて述懐されるくだりを読んで、ああ、カントとはそういうことか、とわかったような気もした。天上の星々の美しさと、自己規律を考える人のカッコよさ。このあたりがカントのカントたるゆえんなのか、となんとなく思った。渡辺氏は、カントの専門家でもなんでもないが、新聞社の主筆ともあるお方が書くと、カントもこうなるか、と思った。少々、政治にしろ、マスコミの世界にしろ、泥にまみれすぎてしまっているとは思うので、礼賛するわけにもいかないが。哲学好きの青年が、大新聞社の社長になったんだというお話を読むことができる本だと思います。
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