エアコンに関して、室外機を含めてかなり幅広い範囲を網羅しています。この本を手に取る人の多くは、エアコン本体のトラブルへの対処法を身につけたい人ですから、そこにウエイトを置いた内容構成であれば良かったと思います。
図・イラストはわかりやすい構成ですが、反面、写真解説が一切ありません。初心者にとっては、カラー写真を交えながら図やイラストで解説をしていかないと身につけづらいものです。
エアコン本体のトラブルでは、本体からの水漏れ、煙・ホコリが出る、変な音がする(うるさい)というのが結構ありますが、故障診断においてこれらの記載がないのが気掛かりです。例えば、この本を手にする人の多くは、「エアコン本体から水漏れがするが、どういう理由でエアコンから水漏れを起こして、どういう工具・道具を用意して、どういう対処法をすればよいのか」を(写真を交えて)知りたいはずです。
技術指導者がいて、技術指導をマンツーマン形式で受けながらエアコンの取り付け方や修理法について覚えるという学校的環境にある人にはいいかも知れませんが、独習者には厳しいかもしれません。