個人的には「第2章 問題の探求」(江上渉氏執筆)の内容が役に立ったので簡単に覚書をしておく(文章もおもしろかった)。
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問いを探すにあたっては、生活の中での観察をするどくし、自分が興味を持てるテーマ(見栄を張らないテーマ)を設定することが重要である。問いを立てるにあたっては、
・ どうなっているか(事実関係の把握)
・ なぜそうなるのか(その事実の要因)
にわけるとよい。事実を正しく把握できれば、要因への問いが自然にわいてくる。するとさらに新たに別の事実関係をチェックする必要がでて、さらにその要因を突き詰めることになるから、問いというものは必然的に深まっていく。
事象の要因追求に当たってはまずは仮説をたてよう。その際、常識で因果関係があるとされて
いることには疑いの目をもつこと。特に、わかったつもりでなんとなく使っている概念は、要再定義。
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「第4章 整理の方法」(川本勝氏執筆)も緻密なところをついていてグー。覚書。
問い→問題提起→解決方法の発見→解答(結論)
問いに対してどういう方法をとれば一番適切な解になるのかを考える。
事象に対する要因(独立変数、媒介変数、従属変数)間の関係(因果、相関etc)を考慮。要因間の役割関係をみぬく(図式化できるくらいに)。
測定できない構成的概念は操作的概念に引き戻して測定する(ex.「社会的地位」を「学歴」「職業」etc.に還元するなど)。
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ちなみに本書は5人の著者の分担執筆。全体の内容は次のようなものです。カッコ内はレビュアによる紹介コメントです。ご参考になれば幸いです。
第1章 実践的レポート作成法(テーマが与えられている場合のレポートの作成法)
第2章 問題の探求(上述)
第3章 情報収集の方法(資料や検索場所、検索方法などを具体的にあげている)
第4章 整理の方法(上述)
第5章 論文・レポート執筆の作法(論文の形式面での注意事項を説明)