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ろまん燈籠 (新潮文庫)
 
 

ろまん燈籠 (新潮文庫) [文庫]

太宰 治
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

退屈さから物語の連作をする入江家の五人兄妹。それぞれの個性あふれる物語と、その家族の風景を描き出した『ろまん燈籠』。そして、太宰が得意とした女性の告白体で、多感な女生徒の一日を描いた『女生徒』の二作を収録。 --このテキストは、 文庫 版に関連付けられています。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

太宰 治
1909年、現在の青森県五所川原市に生まれる。本名、津島修治。東京帝国大学仏文科中退。1935年「逆行」で第一回芥川賞次席になる。以後、多くの作品を執筆。代表作「人間失格」を発表した1948年、玉川上水にて入水自殺(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) --このテキストは、 文庫 版に関連付けられています。

登録情報

  • 文庫: 295ページ
  • 出版社: 新潮社; 改版 (1983/3/1)
  • ISBN-10: 4101006172
  • ISBN-13: 978-4101006178
  • 発売日: 1983/3/1
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (11件のカスタマーレビュー)
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5つ星のうち 5.0 太宰一流の理想論, 2004/7/5
レビュー対象商品: ろまん燈籠 (新潮文庫) (文庫)
一番好きな太宰治の、一番好きな作品集。「いかに生きるか?」を常に問題にする太宰の真骨頂だ。生きることを問題にする時代をとっくに過ぎても、太宰の理想論にはやっぱり泣かされる。強者になりたくないという強い意志で、優しく、弱い人々でいることを自ら選び取った太宰の前で、器用に生きることのできる私は、そんな自分を悲しく思う。優しさや、弱さは、本当は強さだ。私は太宰のようには強くなれない。本当の人間が生き続けるのが困難なこの世の中でこそ、彼の理想論を多くに人に読んでもらいたい。
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9 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 『新郎』は文学史上に残る名文, 2007/3/11
レビュー対象商品: ろまん燈籠 (新潮文庫) (文庫)
 本書中の『新郎』ほどの、日本語における清らかな名文は他にあるだろうか。

《一日一日を、たっぷりと生きて行くより他は無い。明日のことを思い煩うな。明日は明日みずから思い煩ん。きょう一日を、よろこび、努め、人には優しくして暮したい。青空もこのごろは、ばかに綺麗だ。舟を浮べたいくらい綺麗だ。山茶花の花びらは、桜貝。音たてて散っている。こんなに見事な花びらだったかと、ことしはじめて驚いている。何もかも、なつかしいのだ。……》

 米英との開戦直後に書かれたこの随筆は、死を覚悟した高潔なやさしさとでもいうものが満ちている。

《明日の事を思うな、とあの人も言って居られます。朝めざめて、きょう一日を、十分に生きる事、それだけを私はこのごろ心掛けて居ります。私は、嘘を言わなくなりました。虚栄や打算でない勉強が、少しずつ出来るようになりました。明日をたのんで、その場をごまかして置くような事も今は、なくなりました。一日一日だけが、とても大切になりました。》

 太宰ファンでなくとも、日本人ならばぜひ読んでほしい。
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5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 明るくほのぼな太宰も良い, 2008/2/25
レビュー対象商品: ろまん燈籠 (新潮文庫) (文庫)
太宰治といえば、「人間失格」など、暗い話
ばかりのイメージが強いですが、実はかなり
幅広いです。

なのであえて、これをお勧めします。
この本は短編集なのですが、表題作「ろまん燈籠」
は五人兄弟が、それぞれ順々にロマンスな物語を
書き継いでいきます。
この書き分けは本当に凄い!
五人の個性にあった文章・・・圧巻です。
また、五人の家族、母親と祖父母もいい味を
出してます。

「令嬢アユ」もなかなかアダルトな逸話で笑えます。
太宰は本当に笑いも好きな作家だったと思います。
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