現在市販されている京都のガイドブックがどのくらいの種類に上っているか知りませんが相当な数に上るのは想像ができます。
本書は「京都のきほん」というコンセプトで、清水寺、金閣寺、銀閣寺、二条城、京都駅、嵐山の各エリアを取り上げています。お決まりの観光コースですが、それでもここに取り上げられているお店もなど、ちょっとした知識も結構新鮮で参考になりました。
京都まちなか便利本として、「艶カワ」京小物、お気軽京ランチ、おしゃれな町屋でごはん、花街グルメ&グッズ、鴨川ビューの夜ごはん、錦市場のグルメジャーニーなどの記事は、最近のトレンドを追ったもので興味を惹きました。14ページには、京都駅で買える京みやげを紹介しています。たしかにこれだけのアイテムを購入することができるのなら、新幹線に乗る前にまとめて購入すれば効率がよいでしょうから。
実際、京の街歩きや有名社寺仏閣を楽しむのにはルールはありませんが、不案内な方ほど、何かしらの知識と案内があれば安心しますし、無駄なく廻れると思います。
京都の街はどこを歩いてもある程度の満足は得られます。短い時間で効率よく廻るにはタクシーを利用するのが一番良いと思いますが、京都の街の息遣い、風情を感じるのには歩くのが一番でしょう。
リピーターにとっては本書で紹介されているエリアは定番でしょうが、桜の頃、紅葉の頃、雪景色と四季折々の風情が一番感じられる場所でもありますから、「きほん」のバリエーションも押さえておく必要があると思います。早朝や夕方の景色は日中とは違う表情を見せてくれます。観光客が帰ったあとの嵯峨野の夕景や早朝の祇園白川などはまた乙な景観を見せていますので。