作者後書に「私は昔から妄想好きで、暇があればとりあえず色々と考えていた。この本はそんな妄想から生まれた」とあるが、少々強引な俺の「妄想」を働かせれば、作者は何らかの作品・作家に憧れて物書きになった訳ではないという裏返しにも見て取れる。
とどのつまり俺が何を言いたいかというと、この作家はあまり長くは続かないのだろうなあと、変に勘繰ってしまいたくなるのだ(このシリーズが、ではなく、物書きとして)。
じゃあ俺がこの作品を嫌いかと聞かれたらまったくそんなことはなく、むしろ好きであると答える。
新人にしてはそこそこではあるが文章はよく書けているし、話が遅々として進まない、というほどのものでもない(言い換えればテンポも悪くない)。主人公を取り巻くヒロインの性格付けやサブキャラも魅力的である。
テンプレ? 主人公がヘタレ?
別に気にならない、というかそんなのこれに限ったことじゃないじゃろうて。十分、許容範囲だろう。CH@Rの挿絵も好感が持てる。
次巻に期待だ。ちなみに最萌キャラはアリス。