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この本には計8話納められていますが、各話の発表年月日の記載がないのですが、おそらく、相当前の作品群であると思われます。
画風は、古いです。これは貶しているのでも褒めているのでもありません。単なる事実。わかりやすく言えば、そう、初期の白土三平です。
そして、その画風を極め尽くしている、と感じました。(もちろんこれは称賛の言葉です。)
それぞれの話で描かれているのは、かつてあった時代、光景です。
氏の極め尽くされた画は、まるでそれらに対する手向けのようにも感じられました。
日本には、良くも悪くもこのような時期があったのだ、ボクらには、このような先人たちがいたのだ。
そう思うと、いとおしさに涙がこぼれそうです。
最後に。
作者は寡作です。先生にはなんとか、書き続けて頂きたい。
『鼻紙写楽』、期待しています。
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