Would you like to see this page in English? Click here.

この商品をお持ちですか? マーケットプレイスに出品する
ららら科學の子
 
 

ららら科學の子 [単行本]

矢作 俊彦
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (43件のカスタマーレビュー)

出品者からお求めいただけます。



キャンペーンおよび追加情報



商品の説明

商品の説明

第17回(2004年) 三島由紀夫賞受賞

出版社/著者からの内容紹介

男は殺人未遂に問われ、中国に密航した。文化大革命、下放を経て30年ぶりに帰国した男を匿う組織と蛇頭の抗争。幼くして別れた妹の行方は?

登録情報

  • 単行本: 480ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2003/9/25)
  • ISBN-10: 4163222006
  • ISBN-13: 978-4163222004
  • 発売日: 2003/9/25
  • 商品の寸法: 19 x 13.8 x 3.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (43件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 228,751位 (本のベストセラーを見る)
  •  カタログ情報、または画像について報告


この本のなか見!検索より (詳細はこちら
この本の別エディションの内容をブラウズ・検索
この本のサンプルページを閲覧する
おもて表紙 | 抜粋 | 裏表紙
この本の中身を閲覧する:


この商品につけられているタグ

 (詳細)
タグをクリックすると、タグがつけられた商品、タグをつけた人が表示されます。※タグは初期設定で公開になっています。詳しくはこちら
 

 

カスタマーレビュー

最も参考になったカスタマーレビュー
49 人中、42人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
もし許されるなら星を10個あげたいくらい大好きです。
しかし、よく考えてみると次のような方々にはあまりおもしろくない
かもしれません(エラソーに聞こえたらごめんね。心配性なのです)。
1)30代以下の方
2)長嶋の現役時代を知らない方
3)訳者を問わず「ライ麦畑でつかまえて」は全くおもしろくないと
  感じた方

4)東京の土地勘が全く無い方
5)「タックスマン」におけるポールのベース・プレイといわれて何のことか
  見当がつかない方
6)「文化大革命」にこれまで一度も関心も興味もなかった方
あれれ、こうして考えると私の感動は超個人的なものなのかもしれない。
でも本当におもしろい本は、きっとそのようなものですよね?

このレビューは参考になりましたか?
18 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
ひさしぶりの矢作である。「あ・じゃ・ぱん」以来の新作である。なんというか「新潮」掲載の四方田犬彦「ハイスクール1968」を読んで、矢作に対する感じが変わったのかもしれない。もともと「マイク・ハマーに伝言」でのデビューを知ってて、しかし、ダディ・グ-スという名の漫画家時代は知らなかったという僕にとって、この数年は矢作俊彦再発見の時代だったなあ。もちろん、ハードボイルド作家の矢作、日活アクション好きの矢作、コミックス原作者の矢作、といった側面を好きで読んで来た訳だけれど、新しく知った(と言っても本人が変わった訳ではないのだが…)東京教育大農学部付属駒場高校を2年ダブって卒業後漫画家になり、さらに作家になった矢作、というアザーサイドがとても新しく見えてきた気がする。「ららら科學の子」の主人公は30年前、東大生時代に学生運動がらみで警官に対する殺人未遂に問われ、中国に紅衛兵たるべく逃亡する。その後、文化大革命の終焉とともに紅衛兵の下放に巻き込まれ、中国南部で貧しい農民として暮らした。そして現代、蛇頭の力を借りて日本に密入国の形で帰国したのである。30年という時を隔てて見た、東京や日本国民に対する描写に脱帽である。少なくとも、30年前の日本を知る人間にとって、主人公という存在が投げかけるものは大きいはずだ。現実の世界の中でタイムトラベルをした人間を狂言回しにした、優れた文明批評(と呼ぶと安っぽいけどね)であろう。途中、主人公が渋谷で知り合う女子中学生とのやりとりは、「赤頭巾ちゃん気をつけて」を思い出すような、リリカルに、しかし、シニカルな面白さを感じさせてくれる。さて、もう一回「あ・じゃ・ぱん」読みなおそうかなっ。そうだ、「神様のピンチヒッター」も、ついでに。
このレビューは参考になりましたか?
7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By TaroTaro トップ500レビュアー
形式:文庫
複雑なストーリーではない。むしろ単純といってもいいくらい。二転三転する展開があるわけでもない。

では、登場人物に魅力があるかといえば、これも好き嫌いが別れそうだ。とにかく、内面に“なにか”を抱えていそうな人物ばかりが登場するのだが、彼らが生きてきた時代背景など外的なことが書かれているばかりで、彼らが抱えているだろう内的な“なにか”についての描写はほとんどない。ハードボイルドものに登場するような人物の典型といえばわかりやすいだろうか(もともとハードボイルド作家だから当たり前かもしれないが)。

では、この作品がおもしろくないかといえば、そうではないから小説は不思議だ。

著者は60年代の象徴のような人物である主人公の「彼」が、30年ぶりの日本で感じる違和感を、それは風景であったり風俗であったり時代を象徴する出来事だったりするのだが、とにかくそのディティールを細かく描写することによって、その違和感を鮮明にしていく。約500Pページのほとんどがこのディティールの描写で埋め尽くされているといってもいいくらいだ。60年代と現代。両方を肌で知るものでなければ書けないリアリティがそこにはある。

この作品の主人公は時代そのものなのであろう。そしてテーマは、「彼」と同世代である著者による、あの時代の『総括』と現代日本への批評。後者はラストシーンでの「彼」の行動に託されているはずだ。

「彼」が中国に密航した年に生まれ、どちらの時代にも属さなかった私にとって、小説としてのおもしろさよりも、時代の匂いを感じるおもしろさの方が勝った作品だった。

若い作家でなければ書けない小説もあるが、年齢を重ねた作家でなければ書けない小説もある。この作品はそういった小説のひとつに違いない。
このレビューは参考になりましたか?
最近のカスタマーレビュー
私には無理でした
多くのレビューでこの本の素晴らしさが書かれていましたが,残念ながら私にはあわなかった.... 続きを読む
投稿日: 1か月前 投稿者: mk_a
これぞ小説。
イトイさんが「ひとつのものを肯定したり賞賛したりするために、他のものを並列的にひいて、そちらを否定する」というのは止めようと書いていて、確かにその通りだとも思うけ... 続きを読む
投稿日: 6か月前 投稿者: tom-kuri
ららら科学のつもりがげげげニッポンに
2003年初版で読んであまりに思いいれてしまったので、何年もらららブームが続いた。... 続きを読む
投稿日: 12か月前 投稿者: 野火止林太郎
20代前半の一若者より
「翌々日、その一件は四百番教室前の立て看板に引用され、彼を驚かせた。長嶋にさえ目的のために犠牲バントを強いる。この厳しさに学べ!... 続きを読む
投稿日: 14か月前 投稿者: はーめるんの窓拭き男
越えていくもの
殺人未遂の容疑をかけられ中国に渡航した主人公。文化大革命、下放を経て三十年ぶりに帰還した「彼」の眼前には何があったのだろうか…。時代と国境を越えて、生きていく強さ... 続きを読む
投稿日: 2010/4/22 投稿者: h
ちょっと長い。そして色が薄い
何十年ぶりかで日本に帰ってきた男の現在を中心に、
かつて下郷運動に紛れて住んだ中国農村に於ける苦労や、悩み、... 続きを読む
投稿日: 2010/3/23 投稿者: Ksuke
ポストモダンと近代自我の葛藤
 本書の題名が何を示しているかについて読書子の間でも異論・戸惑いがあるらしい。筆者はこう考える。... 続きを読む
投稿日: 2010/2/19 投稿者: すすむA
現代をタイムスリップさせる!
主人公は60年代に学生運動を行っていました。運動の最中、殺人未遂に問われ、その当時の先進国中国に密航、そして30年後の今、帰ってきました、蛇頭の船で、もちろん密入... 続きを読む
投稿日: 2010/1/25 投稿者: cobo
69年へのオマージュ
この前読んだ『悲劇週間』に続いて、矢作俊彦の作品を読んでみた。... 続きを読む
投稿日: 2009/7/20 投稿者: hamachobi
我々は鉄腕Oトムである???
結論から言えばアイデンティティを求める人々の物語であって、タイトルの元になっている、名作漫画は関係ありません。... 続きを読む
投稿日: 2009/7/7 投稿者: らてぃあ
カスタマーレビューの検索
この商品のカスタマーレビューだけを検索する

クチコミ

クチコミは、商品やカテゴリー、トピックについて他のお客様と語り合う場です。お買いものに役立つ情報交換ができます。
この商品のクチコミ一覧
内容・タイトル 返答 最新の投稿
まだクチコミはありません

複数のお客様との意見交換を通じて、お買い物にお役立てください。
新しいクチコミを作成する
タイトル:
最初の投稿:
サインインが必要です
 

クチコミを検索
すべてのクチコミを検索
   
関連するクチコミ一覧


リストマニア

リストを作成

関連商品を探す


同じキーワードの商品を探す









この本は、それぞれの上記のテーマに含まれています。

フィードバック