ヒロイン“悠里”と、幼なじみでセフレの“秋夜”、そして6年ぶりに再会した彼の憧れのお姉さん“美沙”の3人が織り成す、浪花の純情えっちラブコメですが、この2巻で本格的に物語が動き始めています。巻末の“引き”も見事なくらい決まっていて、次巻がとても気になります。
1〜2巻の表紙や内容からしてヒロインが悠里であるのは明らかなので、よっぽどの変化球的展開にしない限りは、結末は落ち着くべき所へ落ち着くのでしょうが──サブヒロインの美沙が、なかなか曲者です。
主人公ふたりの担任教師でありながら、プライベートでは(大人の関係を既に持っている)婚約者がいるのにも拘らずマリッジブルーから婚約解消を望み、秋夜とは流されるままに危うい状況に陥ってしまっている彼女。一途なヒロインに対して憎まれ役の悪女にならないよう、続巻で彼女をどのように描くかが非常に興味深いです。
本作は大阪を舞台にしている事もあって、大半のキャラが大阪弁を話しています。しかし一般読者を考慮してでしょうか、あまりコテコテの大阪弁にはなっていません。またこれは、文字表記であって音が無いのも大きな要因だとは思います。やはり方言は独特のイントネーションがあってこそなのですから。それでもやはり、大阪弁の女の子はえっちシーンでも可愛いです。
願わくば、メインキャラみんなが笑顔でラストを迎えられますように。しかしこの2巻の後半で登場したヒロインを揺るがす役割の男の子は、やはり当て馬で終わってしまうのでしょうか?