とても好きな作家さんなのですが、失礼ながら女の子の
可愛さを描くのが不得手だと思う。
ヒーローの格好良さは常に鉄板なのですが、ヒロインの魅力が
設定によってふり幅大きく上下します。
戦う凛々しいヒロイン、知的な女を描かせたら最高なんだけどね。
今作の羅雪ちゃんは、今まで読んで来て乗り切れなかった。
九竜や周囲に大事にされる逆ハー環境、10代の女の子、意外に甘えん坊
という設定と登場当初のとげとげしさ寸前の気の強さがミスマッチで、
キャラ設定がちぐはぐな感じを受けました。
恋愛もののヒロインとしてはどうも可愛げが無いなあ・・という印象だった。
四巻で九竜に告白されて動揺し、天然恋愛音痴クールビューティー
夜行の言動におたおたしてる五巻の羅雪ちゃん、可愛くなって来たなあ。
夜行のド鈍感っぷりがまた……もてすぎて感覚鈍くなったのかしら(笑)
冷淡さを装いつつ羅雪になにげに過保護な所長の、悪霊との意外な
関わりがチラ見え。得たいの知れない人です(結構好き)
夜行の気持ちが見えてないために三角関係未満の現在ですが……前作
「ゆららの月」で姿を消したままの守護霊彼女が出てきたらどうなるのだろうか。
彼女は魅力的だし強力なライバルですので、今後の展開が気になるところ。
でも、結ばれない相手だし、夜行には今作こそ幸せになって欲しいです。
恋愛音痴の夜行を振り向かせるのは至難の業だと思う・・・(笑)
タイムリミットまでの羅雪ちゃんの頑張りに期待です。