1巻では生徒会長キャラが濃く、ポーカーフェイスで喋らず堅いキャラだった主人公・春名来華がこの巻から急激にキャラが立ちはじめます。
1巻ではまったく無かった表情が、笑ったり怒ったり恥ずかしがったりと「普通の小学6年生の女の子」の顔が多くなってきます。
また淡い恋の相手・竹田との関係性をチャカされたり、竹田に優しくされたりした時に頬を染めたりする様は、実に魅力的です。
また他にも同級生・家族・新キャラの親戚なども人間味の描写力が1巻に比べ格段にアップした為、1巻ではありふれた学園4コマクラスだった内容が、この巻冒頭から連載誌の屋台骨を支える存在になったのを頷ける程、誰が見てもレベルが急上昇した事が分ります。
更に6Pの短編「らいか2年生」も収録、来華の低学年の頃の「能力があっても小さいから出来ない事」への葛藤が垣間見えて、秀才の苦悩や成長へのステップが伺えて読み応えがあります。
ただ唯一不満の述べるならこの作品は当初から2誌以上に平行連載されていた為に、1巻発行時に
弾かれてしまった初期作品が全体の4分の1を占めています。
一度魅力的な来華を読んでしまったが故に、初期のポーカーフェイス、初期ゆえに展開を説明しようとしている内容がやや無理に復習させられている感覚があって、読みづらく感じました。
しかしこの巻でも十分作品の魅力は感じられると思います、でもこの作品の凄い所は巻を経ていって確実にレベルアップしていっている所、更に読み進めてらいかワールドを楽しんでください。