加東セツコさんは好きな作家さんですが、これは特に好きです。 ストーリーはドラマチックな展開はなく、淡々と進みますが、それが独特の色っぽい繊細な絵柄と合っていて、良いと思います。 この一冊では「関係性の萌え」に尽きます。 主人公(攻)と親友の兄(受)。親友を猫可愛がりする恋人の姿に複雑な思いを抱く主人公。主人公に毛嫌いされる不出来な主人公の兄。でも本当は弟(主人公)の事が好き。 私の最大の萌えポイントはガッチリ系のチョイ悪主人公兄が「ずっと弟に抱かれたいと思っていた」と弟の恋人に告白するシーンです。 ストーリー重視でハラハラドキドキ、笑ったり泣いたりしたい!とか、華やかな絵柄でトキメキたい!とか、思っている方には不向きかも知れませんが、じんわり萌えたい…と思われる方にはオススメです。