著者は何が擬似科学なのかを見分ける方法を問わないといけないとした学者として有名。進化論的に知識を説明したり、実証主義を批判したりということもしている。彼の業績の見取り図として読みやすかった。 印象に残った点をいくつか挙げる。
・彼の議論はとても楽観的だ。人間は自由の拡張を追求する、競争は新しい生の可能性の発見を助成すると考えている。
・3つに世界を分けている。世界1:物質的なもの、世界2:人間の体験、世界3:人間精神の生み出す客観的なもの。どういう議論をしているか、区別しないといけない。
・知的謙虚さを忘れてはいけない。誤りを発見するには批判を通じてするしかないのだ。何でも主張できる、ほとんど何でも=何も主張しないという相対主義は誤りで、よりよい理論が悪しき理論を排除する批判的多元主義のほうがよい。
批判ができないオコチャマ学者に読ませたい逸品!