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7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
カラー化された第二次世界大戦,
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レビュー対象商品: よみがえる第二次世界大戦~カラー化された白黒フィルム~ Blu-ray BOX(3枚組) (Blu-ray)
1939年(昭和14)年9月1日、ナチス=ドイツのポーランド侵攻で始まった第二次世界大戦。以来、6年間、およそ60か国が参戦し、大量破壊兵器が投入され、世界中が戦場と化した史上最悪の戦争である。この戦争の様子は、小型化された映画カメラの発達により、各国の従軍カメラマン達によって克明に記録された。本作は、その白黒映像を最新のデジタル技術を駆使してカラー化し、その映像を使って戦争の主要な局面を再構成したものである。 もとより私は白黒映像への着色には懐疑的であり、本作もほとんど期待せずに購入したのだが、これはいい意味で想定外であった。まさか最新のデジタル技術をもってすれば、これほど鮮やかに当時の映像がよみがえるとは微塵も思っていなかったからである。 残虐な映像も最小限度に留められており、視聴者の心情にもよく配慮していると思う。戦争の悲惨さを後世に伝えることは必要であるが、第二次世界大戦中の人の尊厳を無視したような惨たらしい映像は、もはやカラーでは正視することができないであろう。 あとは本作をきっかけに個々人が史料や文献から、この戦争を知ろうとするかどうかである。そういう意味では、是非とも家庭や学校などで子供達にも見せてあげてほしい作品と言える。大量殺戮と破壊の時代の人類の記憶を、これからも我々は大切に紡いでいかなければならないだろう。
13 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
『教科書の中の出来事』が、『数十年前に起きた事実』に変わる,
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レビュー対象商品: よみがえる第二次世界大戦~カラー化された白黒フィルム~ Blu-ray BOX(3枚組) (Blu-ray)
2009年にNHK総合/BS1で放送された、仏日共同制作によるドキュメンタリー作品のブルーレイBOX(三枚組)です。これはWW2当時のカラー写真や、現存する兵器・軍服等を参考に一万を超える色情報をデータベース化し、映像1フレーム毎に細かく色付けをしていく……という気の遠くなるような作業を経て完成した文字どおりの『カラーのWW2』です。事前に放送は観ていましたが、こうしてブルーレイという形で観ると、改めてその映像に圧倒されます。 これまで見てきたWW2の映像は当然ながら殆どがモノクロで、画質もぼやけ気味でしたが『当時の映像というのはそういう物だ』という認識があったので気にはなりませんでした。しかし、それが膨大かつ緻密な作業の末、最新のフォーマットに載ることで、印象はまったく違ったものになります。知ってはいるが現実感の薄い『教科書に載っていた出来事』が、『数十年前に、実際に起きた事』として、自分の中でアップデートされてくる感覚、と言えば良いでしょうか? アルデンヌを駆ける2号戦車、急降下するスツーカ、瓦礫と化したスターリングラードの死闘……これらの圧倒的なリアリティ(実際に起きたことなのだから矛盾した表現ですが)は、歴史というものが切り離された過去ではなく、今この瞬間と地続きなのだという当たり前の事実を、改めて認識させてくれます。押井守監督作品をはじめ、数多くの劇伴を手掛けてきた川井憲次氏による音楽も素晴らしい。 近年のNHKの歴史ドキュメンタリーは、一方の当事者に過剰に肩入れして番組としてのバランス感覚を喪失している物が散見されますが(特に東アジア関連)、今回は国際共同制作ということもあり、見ていて極端に不自然な点はありませんでした。 ただ、ミッドウェー海戦の描写で『多数の死傷者を出し、戦列を離れ基地に戻ろうとしていた空母ヨークタウンが、日本の伊‐168によって撃沈された』と、まるで無抵抗の病院船を撃沈したような表現(しかも、そこに笑顔の潜水艦乗組員の映像をわざわざ被せている)をしているのは気になりました。とはいえ、アメリカ政府による在米日系人への弾圧もきっちり描いているので、ドキュメンタリーとしてのバランスはギリギリで保っているように思えます。フランス製作ではありますが、過剰な『ドイツへの憎悪』も見られません。 色に関しては『完全にこれが正解』とは言い難い部分もあるのでしょうが、WW2を『事実』としてより鮮明に認識できるという意義も含めて評価されるべきと思います。兎も角、多くの人に見てもらいたい労作です。安い買物ではありませんが、内容を考えればまとめてBOXで購入する価値は十分にあると思います。
18 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
川井憲次の曲に乗せて流れるカラー版WW2!!,
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レビュー対象商品: よみがえる第二次世界大戦~カラー化された白黒フィルム~ Blu-ray BOX(3枚組) (Blu-ray)
本放送時、故あって、第一話(ヒトラーの野望)しか視聴できませんでしたが非常にすばらしい試みと映像と音楽でした。 製作したのはフランスの映像会社なので連合軍視点からの戦争評価になりますが その割にはかなり平等な立場で編集解説している感じでした。 ユダヤ人大量虐殺の真の理由、ドイツとソ連の不可侵条約とポーランド割譲、 (ドイツ兵とソ連兵がポーランドで団欒している映像もある!) 何ゆえドイツがソ連に宣戦布告したのか?の理由など、 非常に興味深い事実もナレーションで解説しています。 映像は当時のものをコンピュータ解析して色をつけたものです。 少しセピア色っぽく見えます。 しかし色がついて物体の質感も捕らえられるようになったからか 臨調感が上がっている感じがしました。 ドイツの急降下爆撃機がフランスの戦車を爆弾でぶっとばす映像は寒気がするほど。 (画面で観る一発の爆弾と爆発はスリルだが、その爆風の中で死んでいる人は確実にいる) しかも音楽があの川井憲次さんです!!もう淡々としてズンズンと来ます!! 重低音の音楽とリアルな効果音(押井作品っぽい!!)に乗せて流れるカラー版WW2!! 戦場ばかりではなく、一般市民や捕虜の悲哀も描いてあります。 是非視聴してみてください。
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