言ってしまえばあの古びた、ボロボロの家、斜め上から眺めてばかりで、登場人物の顔と言えば切れ長の目をして、鼻も一本線の人物ばかりで、あまりにも古びた感じの絵が実はこんなに鮮やかで綺麗だったんだと知らされます。あの源氏物語絵巻も出来たときは、現代の絵を見るように綺麗な色彩の作品だった、くすんだボロヤ、古着のアツギではなかったんだ。これは驚きです。そして、現代科学はこんなことまでやれるんだ、分かるのだと、面白いことこの上ない本です。出来れば復元した絵と、元の絵を同じ大きさで並べて欲しかった。これで星ひとつ流しました。