これまでいくつかの強迫性障害の本を読んだのですが、こんなに私たち患者の現実を書いてくれた本は初めてでした。
11人の方の体験記は、共感することばかりです。
この病気の治療が得意なお医者さんを探したほうがいいこと、つまりそれだけ、この病気の治療経験が豊富な先生は少ないという厳しい現実も、隠さず正直に書いてくれています。
私が悪いわけじゃなかったんだ。これまでそういうお医者さんに出会えなかっただけなんだ、と思いました。
私は行動療法を受けたことはないのですが、「暴露反応妨害」という治療について、実際にどんなことをするのか、イラストで説明してくれているので、とてもよくわかりました。
それから、最後の章で、毎日の過ごし方が書いてあります。
この章を読んでいると、今までのイライラした不安な気持ちが、少しおさまりました。
そうか、そうやってつきあっていけばいいんだなと。
著者がこの病気で苦しんで、立ち直った人だから、書けたのでしょうね。
それだけでもこの本を読んでよかったです。