待ちわびた改訂版。1997年の初版以降、石油業界への最初の一冊として多くの人に知識を与えてきた本書が、最新事情を盛り込み、帰ってきた。
石油業界への就職を目指す学生にとって最適。現在の業界のポイントが全部盛り込まれており、本書の論点を元に各企業の方向性や特色を見出すこともできるだろう。逆に人事担当者にとっても学生の業界研究の度合いを図るための質問事項集や研修の教科書としても使える。
石油業界はこの2年、激動の連続だった。その意味では、変化に的確についていけているかどうか不安な業界のベテランもいらっしゃるだろう。そんな方々にはあらためて知識を整理・確認するための備忘録として書棚に一冊。
簡潔にポイントをついた構成で、各テーマについて必ず3ページ以内にまとめられている。かといって内容を端折っている部分はなく、一口メモもや用語解説も充実。良書の最重要条件は、理解しやすく、そして簡素にまとめることだが、本書はそれを見事にクリアしている。
このレビューを書いた小生、実は業界人ながら、本書によってあらためて気付かされる点も多々あり、うならさせられた。