基本的には、さすが、日本総研の方々がまとめただけあり、
良くまとまっていると思いました。
データも豊富であり、参考資料として買って損は無いと思います。
ただ、チョイスが無難な印象を持ちました。
載せている話題は、規模の差こそあれ、
どれも既に商用化されているものばかり。
図解入門、「次世代エネルギーの動向がわかる」、
と銘打っているのだから、もう少し冒険して、
読み物としての面白みを求めても良いのでは?
と感じました。
例えば、エールフランス等が藍藻由来のディーゼル含有燃料で
ジャンボ飛ばしたのは08年5月。
(やや、出版日にギリギリですが、
この種の研究は80年代からなされています。)
サハラにプラント作って優れたディーゼル蓄積性をもつ藍藻
を育ててしまう、という、何とも壮大で、夢見がちで、
ロマンを感じる実験です。
このような、少し実用性に疑問符を付けたくなる技術でも、
疑いつつ、取り上げて許されるのが、
"入門書"では無いでしょうか?