いくつかある、コンサル業界研究本の一つ。
本書は、項目ごとに一つのお題に絞って解説が成されており、用語の解説や特定の問題への考察など、イミダスのような構成になっている。
それが故、個々の用語の意味など表面的に広くは分かるが、反面、業界全体について、
つながりのある深い知識を得ることは出来ない気がする。
なお、企業解説をしている部分は、ややつくりが粗雑で括り方などが浅すぎる感は否めない。
IBCSをBCSと呼ぶ者は、内部の人間かIBM関係者以外に見たことが無い(ビジネスコンサルティングサービス、ではどこの会社か分からない)し、
企業解説部の前半と後半で括り方が異なっている企業なども掲載されており、
コンサル業界に知識の無い就活生などが見たら混乱してしまうだろう。
分類ごとに掲載されている企業も、選別基準が良く分からず、なぜその括りに入れられたのかが良く分からない。
辞典のような内容なので様々な知識を広く身につけることが出来る点はおおいに評価出来るが、
やや問題点も感じるので☆は三つと評価したいと思う。
なお、「辞典」と自ら書いておきながらではあるが、個々の項目の内容を鵜呑みにしないよう注意されたい。
企業解説はもちろん、アプリケーションやサービスなどの複雑な内容を数ページで解説している以上、
表面的な内容紹介に止まっており、本書を読んだだけで理解した気になってしまうのは非常に危険である。