答えが欲しい人にこの本は向きません。というか答えを欲しがる人はそもそもカウンセラーに向かないと思いますし、曖昧さが許容できない人、白黒はっきりつけたい人もそうです。
筆者自身もあとがきに書いていますが、この本を読んで感じることは、倫理って複雑なんだな、ということです。複雑がゆえに白黒はっきりできないのです。
この本は、様々なエピソードが掲載され、それに対して「どう考えるか」が論じられています。実践的ではあるものの、決して答えを与えるものではありません。カウンセラー必携の本であることは間違いありませんが。。。
倫理問題を引き起こす人は物事を短絡的に考える人、無思考な人です。この本を読んでどう感じるかが、カウンセラーに向くか向かないかの試金石にもなるかもしれません。