このシリーズの説明文と挿絵を見て想像に更けるのが好きなので購入。挿絵が萌えや既存のモデルに走ってないのが特に好み。
1Pを使って挿し絵、1/2Pがモンスターの特徴、残り0.5〜3ページほどでアニメ「ガンダム」や漫画「刃牙」ライトノベル「ゼロの使い魔」、海外ドラマ「プリズンブレイク」など様々な作品に登場する魔物の説明が載っている。
「1980年頃〜2000年頃のオタク作品(アニメ漫画ゲーム映画ライトノベル)に名前が出るモンスターの紹介」といったところ。表紙からRPGの召喚獣や敵モンスターに使われるものが多い印象を受けたけれどそんなこともなかった。
「〜はヨーロッパに伝わる妖精で〜するといわれる。○○に出てくる妖精は××という名で、後に主人公と結婚している」といった説明の仕方で上に挙げたような作品を手広くネタバレしていたりもするので、警戒する人は読まないが吉。
「ゴースト」の作品紹介で「このアニメでは無人機をゴーストと呼ぶ」といった説明が続き、誰に向けているのだろうと思っていたけれど、イラクの大量破壊兵器の正体がモンスターという映画と、王が神の意に反するとその使いである麒麟が任命した王と共に弱って死ぬという小説は面白いと思ったので、得るものはあった。
5行185文字程度で本当に簡単な説明しかないけれど、
・グレムリンが世界大戦中に機械に悪さをする妖精であったこと
・ぬらりひょんに総大将属性がないこと
・ホムンクルスに試験管の中でしか生きられない縛りがあること
は映画グレムリン(3つの約束)、GANTZ(総大将)、シャドウオブメモリーズ(人造人間)のイメージが塗り替えられて、知ってるつもりで意外と知らない元ネタに出会えるかもしれない。
特にゲームに限っている訳ではないのに表題が釣りっぽいところと、
ポルターガイストとリビングウエポン(喋る剣)が入っていてモンスターを紹介したいのか好きな作品の超常の存在を羅列したかったのか怪しく思える所が不満だけど、通勤途中や飛行機の待ち時間なんかにさらっと読む分のはいいと思う。
じっくり読みたい人には新紀元社のTruth In Fantasyシリーズの方がお薦め。