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日本が難民受け入れに対しとても消極的であることや、UNHCR他の国際社会からの批判も受けながら難民を強制送還していることについては、新聞やテレビで断片的に知ることはありましたが、この本を読んで、裁判過程と何度にも渡る入管の収容を知り、難民の置かれた立場や悲痛さが伝わってきました。
この他にも、難民ではありませんが日本に短期ビザで来てそのまま日本に不法滞在し、子どもも生まれた家族の話もあります。それに続いて外国人排斥の空気とともに、今の日本では反政府的な思想や活動に対しても押さえ込もうとする風潮が出てきているという一般の日本人も含めた人権・自由を侵害する社会についても警鐘を鳴らし、一例としてイラクで拘束された高遠さんたち3名に対する日本のメディア・政治家の反応と、あの事件前後の弁護団の活動についても触れています。
難民問題などに焦点を絞って問題点を抉り出すというのではなく、土井さんが弁護士になる前のアフリカでの司法ボランティア活動から現在までの活動の報告のような本です。彼女の名前を聞いて「どんな人なんだろう?」と思われた方にぴったりといえると思います。
行政書士として外国人の在留問題に関わるときには法律の枠内で入管をどう説得するかという観点での仕事になるため、当然ではありますが、やはり弁護士というのは考え方が違うものだよなぁ~と感じさせられる所が多々ありました。
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