構造構成主義に出会って数年が経ちました。公立小学校の教員である私は、この「構造構成主義研究」で、教育をテーマにした特集を、いつかしてくれないものかと、ずっと待ち望んでいました。「構造構成主義研究5」で、やっとその時がきました。
さて、今回の「よい教育とは何か」では、苫野氏、山口氏そして西條氏の3者が、対談をしながら、教育という営みをさまざまなレベルから、縦横無尽に語っていました。苫野氏と山口氏の論文は、これまでも拝読させてもらっていましたが、私よりずっと年齢も若いのに、かれらの教育に関する着眼点や、呈示されている知見には、納得できることや、独創性があり、私の仕事の幅を広げてくれています。今回は、そのことを一層強く感じさせてくれました。それを読者にもわかるような形で引き出してくれた西條氏は、やはりさすがだなと感嘆した次第です。私は言語障がい児や発達障がい児の教育を専門としていますが、今回の対談では、私の専門性を拡充してくれるコメントが随所にありました。自称の「構造構成主義ユーザー」から、真の「構造構成主義ユーザー」に変容していくように、今後も努力していく力を提供してくれました。彼らの今後の研究活動が楽しみであり、期待するところです。