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福音館書店の「おおきなポケット」というマンガ家も描いている月刊誌の中でも、創刊当時から知る人ぞ知るひとコママンガで大人気でした。
実は連載が終わって雑誌も見かけないと思っていたら、サイレントマンガの傑作「とちめんぼう劇場」が出て、あわててさがしたら、「よい子への道」がまた連載していた!のでした。
おかべさんのすごいのは、今はまるで人気のない大人マンガの手法をきちんと消化して子どもも大人も笑えるものにしてしまったことで!、それは表情やポーズをパターン化しながら、その多様な組み合わせで豊かな表現を可能にするマンガ絵の王道をきわめているからですが、そういうむずかしい話は忘れて下さい。子どもからお年寄りまできちんと描き分けられ、表情もひと目見ればどういう感情かはっきりわかる、ひけつがあるってこと。
「よい子がしてはいけない」ことを「しようと思ってもできない」ことに大げさにするだけのアイデアで、まさに名人芸というべき奇想天外さですが、こればかりは読んでもらわないと説明できません。
読み続けながら、ときどき笑いのツボにはまって爆笑してしまうことうけあいです。おまけまんがげきじょうは「とちめんぼう劇場」とおなじ、ワクがひいていない4コマのように上から下へすすむ読み方なのでそれだけ注意。「とちめんぼう劇場」でもおなじみの腹黒そうなウサギさん(笑)や陽気なおじさんも登場。
前作でも感じたことだが、作者の笑いのセンスの良さに感心。
日常のなかの「もし○○が~だったらコワイよねー」みたいなネタをさ~っとすくい上げるのがホントに上手で、それはきっと、周りの物事や人物をよく観察しているからこそできることなのでしょう。
この、作者の対象との抜群の距離のとり方が、子供だましやきれい事とは無縁の世界をうみだしており、いい意味で日本人離れしてるなあ、と思います。
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