カルシウム=骨とは限らない。世界で一番牛乳を飲んでいる国はノルウェーだが日本人の5倍も骨粗鬆症が発生する。また現在日本人の1日あたりのカルシウム摂取量は約550ミリグラム(必要量は600ミリグラム)だが、昭和21年253ミリグラムしかない。言うまでもなく今と昔で骨折や骨粗鬆症の人は今のほうが多い。カルシウムを多くとったからいって必ずしも骨が丈夫になるとは限らない。市販のカルシウム剤やサプリメント(今はコンビにでもカルシウム剤は購入できる)・カルシウム強化牛乳などで簡単に昔よりカルシウムをとれるのに骨が弱い人は増える一方。いろいろな要因があると思うが、著者は善玉・悪玉のカルシウムがあると説く。悪玉カルシウムは副作用が怖く、骨に届く前に血中・筋肉・臓器・神経などで固まってしまうものもある。その結果、高血圧・痛み・糖尿病・認知症など万病の原因になる。しかし著者の薦める善玉カルシウム(八雲風化貝カルシウム)は血中のカルシウム濃度を上げず、骨まで確実に届くというもの。骨密度や骨粗鬆症の予防・改善だけでなく、万病の予防・改善になる。なかには身長が伸びた人もいるらしい。著者は10年間・30社以上のカルシウムを自分の身体で人体実験してきたため、説得力がある。カルシウムは副作用が怖いだけに慎重に選びたい。そのうえで参考になる素晴らしい本だと思う。しかし、少し難しい面もあったので星4つにしました。