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23 人中、21人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
ユーモア本の形式をとった解説書。元祖『君主論』とあわせて読むとより面白い。,
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レビュー対象商品: よいこの君主論 (ちくま文庫) (文庫)
本書はユーモア本の形式をとった『君主論』の解説書です。ある小学校のクラス内において覇権を目指す児童たちの権力闘争(!!)を描く小説部分と、小説部分の各章末にある(別の小学生たちが小説部分のエピソードを用いて『君主論』を教わるという形式の)解説から構成されています。本文の文体や巻頭の児童・保護者に向けてのメッセージなども含めて、本書全体が児童書の秀逸なパロディになっています。著者のあとがきを読めばわかりますが、本書は大人向けに書かれています。なお、巻末の解説はマキャベリ氏自身が地獄で執筆されたそうです。『君主論』の解説書としては、確かにマキャベリの思想のエッセンス(冷酷な思想として認識されがちですが、実際は異なります)を読者に的確に伝えてくれますが、特に応用的な内容は含まれていないので、解説書としてだけみると少し物足りないでしょう。本書の真価はユーモアの面白さにあると思います。 本書は章立てが基本的に『君主論』に従っているので、『君主論』とあわせて読むと、戦争や権力闘争についてマキャベリが述べていることを著者がどのように小学校のイベントに対応させているかなど、そのユーモアをより楽しめると思います。『君主論』自体も簡潔にまとまった小著です。 元祖『君主論』を読まれる際は、中公文庫の『新訳 君主論』が訳・注・解説ともに充実していておすすめです。なお、本書は単行本『完全覇道マニュアル-はじめてのマキャベリズム』が文庫化されたものです。
71 人中、62人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
日本人の苦手分野をカバーする良質のマニュアル,
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レビュー対象商品: よいこの君主論 (ちくま文庫) (文庫)
小学生の権力闘争というユニークな舞台で、マキャベリの大著『君主論』を解説した意欲作。子供向け、と半分冗談めかして書かれているが、原作のエッセンスがわかりやすく過不足なく取り込まれていて、原作を読まれる方の導入としても十分な基礎情報がある。 作中の小学生同士は本音を隠し、常に互いに足を引っ張り合い相争う。 その政争劇は大人の世界もかくやの駆け引きの連続である。一見「よいこの」というタイトルとはかけ離れており、子供に素直にまっすぐ育って欲しい親としては、最も見せたくない類の本ともなり得よう。 が、それでも敢えて、本書は子供にこそ読んで欲しい。 私の知る限り、エリートの子弟は小学校高学年の頃には本書にあるような処世術は身に着けていたし、日本人は代々、本著の説くような外交戦を不得手としている。 「よいこ」が「よいこ」であるために必要な強さを補完する意味でも、或いはより高齢の読者が日々をより楽しく生きる「強かさ」を学ぶ意味でも、多くの人に読んで欲しい一冊。 が、上記に関して一点、本著を読む際の注意点がある。 覇道と言いつつも、主人公は基本的に「正しい」人間である。 人一倍の努力をするし、正義感や仲間を大事にする心を持ち合わせている。 肝心なときには王道も用いている。 彼の目的はクラス支配だが、それは自分のためだけの統治ではなく「みんなのため」という明確な芯がある。 本書において、その主人公の美質への言及は目立たない。 が、主人公の策は全てその美質を前提としている。 ここを見落として表面だけを解釈すると、本書への評価も得るものも真逆のものになる。 要注意。
6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
お勧めです。,
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レビュー対象商品: よいこの君主論 (ちくま文庫) (文庫)
まさか君主論解説本で爆笑するとは思いませんでした。イラストも面白い。 個人的には騎馬戦のイラストがツボでした。 ぷぷっ。 君主論ってなに?と思いつつ、他の本で挫折した方へ特にお勧めします。 超訳ですけど本質は突いてますから。 そして笑える。ここ重要。
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