最初はえらい高いなと思いつつも、氏のファンでしたので大型書店で運よく購入。
いやはや中身が全てフルカラーとは恐れ入りました。紙質もしっかりしていて好印象。
読み始めて、…あるある……。あるある………あるあるあるあるある! こんな感じ。
SF要素がなく日常風景のみを描いた作品はいくつかありますが、”日常”は我々が毎日送っているわけで
そこをどう魅力的に描くか、結構難しいことだと思います。お笑いやお色気、バイオレンス路線に走る、等。
本書はそういった要素に頼らず、あくまで”日常”の枠を逸脱せずに読者に納得の行く形で個々のエピソードを見事に描いています。
主要キャラクターのほとんどにここまで好意を持てる作品はそうないでしょう。氏の観察眼及びちょっとしたしぐさや
表情の細かさ、可愛らしさ、ほのぼのな世界観を描く能力はすごいです。”ハズレの話がない”これって地味に物凄い事だと思います。
全て読み終わり、はーよかったよかったいいオチだったまだ続きがあればいいのにそういえば完結にしてはアレやコレはどうなったのだろうと
思っていると巻末のキャラ紹介等に”これらの設定が今後どう生かされるのか”とありました。巻数表記がないのでてっきり1冊完結だと
思ったのですが2巻は出るみたいで楽しみです。減点要素は全くなし、文句なしの☆5です!
以下は本書そのものとは関係ない感想。おそらく広告が入っている初版のみの場合とは思いますが…
いくら著者が執筆しているからって、この本に某TSマンガ(エロ要素あり)の宣伝(エロ絵あり)が
入っていたのはなんかなぁ…雰囲気が壊れるから、もうちょっと考えてよ少年画報社さん。