垣根氏の作品の中では、凡庸な内容になるのかなあ、と思います。
特に主人公のリキ・ガルシアがなあ…。すべてにおいて抜け目がなく、客観的にすべてを
見ることができる、と言う触れ込みの割には、元刑事の女性をノーチェックで娘の家庭
教師にしたり、部下に派手な車(ランエボ)で会合に来る事を許したり、エンディングも
そういう意味では、あり得ないだろ…と言う設定。
主人公は全てが厭になり、倦み始めていたのだ…と言いたいのは分かるんですが、う〜ん、
どうかな。南米物としても「ワイルド・ソウル」に比べると物足りない。
もう一つ、リキと妙子の関係については、もう少しページ数を割いても良かったのかなあ、
と思いますが、これはまあ好き好きかな。
垣根氏の本を読んだことが無い方が最初に手を出すのは別の本にした方が良いと思います。