脳についての本ではなく、その研究を通じて著者が得た、サイエンスに対するアプローチについて語っている本です。
これまでの常識的な考え方が覆され、軽い衝撃を受けました。
たとえば:
・因果律は人の妄想である。実験科学で証明できるのは因果ではなく相関のみ。
・仮説を立てない研究をする。
・分解しないで理解し、はじめてわかるものがある。
・脳研究ではブラックボックス理論は通用しない。つまり再現性がない。
等々です。
自分は職業上、会社組織の分析等を行うのですが、そのアプローチはこれまでのサイエンスのアプローチ−つまり「分ける」「因果関係を明確にする」−が中心でした。しかし、上記したような、この著者の考え方も当てはまるのではないか、そして、これまでのサイエンティフィックアプローチでは見えていない問題や事象も沢山あったのではないか、、、と考えさせられる部分が非常に多かったです。
これからの仕事に活かしていきたい内容の本でした。