全面改稿した8、9巻の出来の良さから、再開した連載を追うべく久しぶりに買い求めたヤングアニマル。
ひだりの「抱いてください、セックスして下さい」という望みに応えて、恋人だった同級生のメガネっ娘を思いっきり振って、ひだりと由紀は二人きりの卒業旅行へ。そこで二人は男と女に。
えーと、内容はこれだけ。
これまで感じていた青春時代だけのどっちつかずの危うさ(オトコ?オンナ?、幼馴染?恋人?、どっちを選ぶの?、演劇部のアイドルとは付き合わないの?、同級生のカノジョとセックスしちゃうの?しないの?)から来るドキドキ感やトキメキ感は全く無くなって、ただ一直線に二人の初体験へとストーリーが進むのみ。そこには、今夜初めて結ばれて「恋人になる」という感覚は微塵も無くて、ただ機械的に欲情的に「スル」だけ。ひだりに破瓜の痛みも無いなんて、いくらなんでも期待はずれ。
人気投票も低かったのか、連載を完結させる為だけのこんな筋立てになったのかなあ。残念。
東京に残された由紀の姉とひだりの父、二人の大人のセックスと、はじめての若い二人の戸惑うセックスを交互に描いて、幸福なカップル二組の誕生を祝しても良かったのに。
この10巻は買わなくてもいいんじゃないかなあ、と思案してしまう毎日です。