そのまんま東氏が宮崎県知事選で当選され、
連日マスコミでお見かけするので、氏の考え方が気になり
読むことにしました。
フィクションとノンフィクションが混ざっていて
どこまで本当かわからない。全部本当なのかもしれないし。
そんな想像をかきたてられる作品だった。
この本が書かれたのが、いわゆる自己謹慎中であったならば
非常に意味があり重い作品である。
社会から拒絶され、存在を消されている中で過去を振り返る。
不祥事を起こしたのは、自分に流れる本当の父親のせいではないか、
と恨んでいる様子なのだが、父親の回想シーンには
どこにも恨むような様子がない。
子供という弱い存在がどうすることもできない運命に
逆らえなかったことはわかるが、なぜ父親を恨んでいるのかが
伝わってこなかったのが残念。
しかしそれは、誰でも、親とは違う人生を歩んでいるつもりでも
理不尽な目に遭えば、環境を恨んでしまうということかもしれない。
この本の内容よりも、書かれた状況、書き上げた精神力に感嘆する。
とはいえ、内容も心に残る作品である。
途中で飽きてしまうかと思って読み始めたが、
一気に読んでしまった。