この本はメモ魔向けです。メモ魔の人は、たぶん10代のうちに「ほしいものリスト」「TODOリスト」などをつける楽しみに気がついているはずなので、もしも二十歳を過ぎていて、しかも自分はメモ魔ではないけれども「リストはいいらしい」と思っているような方にはこの本は向かないのでお勧めしません。
ビジネス向けによくある「目的を実現する手帳術」「有名人の手帳の使い方特集」あれのメモ帳版だと思うと近いと思います。いくら手帳術の本を、手帳をつけない人に見せてもぴんとこないのと同じく、リストをつけない人にはなんじゃこりゃ?って本です。
ただひたすら、リストのお題があります。「絶対にしたくないことリストをつけよう。私のリストでは・・・」「自分にとってのかけがえのない瞬間リスト」など、目次をざっくり数えたらその数61個。昔はやった、中身が白くて自分でお題を埋めて行くノート、あれみたいなものです。(この本は書き込み欄はありませんが)
面白いといえば面白いけれども、これは忙しい人のやることではないかもしれません。超メモ魔の人が、お題を与えられて嬉々として取り組む、もしくは自分を見失ったような気持ちになったときに、自分探しとしてやるのはいいのかも。本当の自分は自分の中にいる、的な。
本は後半に向けて、だんだん人生の棚卸しになります。人生の目標は何か、死んだあと何を残したいか、どうやったら社会に貢献できるか。
・・・・・。 重たい・・・・。
悪くはないけれども、著者のファン向けなのかなぁ。ただ、プチうつなど、ちょっと心が内向きになっている人にはいいと思います。心理療法では、ノートにひたすら思いを書き続けていくとは有効な治療方法だそうです。そういった使い方の参考書としてはいいお題を与えてくれるかもしれません。
ただ、日々やることたくさんでばたばた過ごしている人にはたぶん向いていません。私にも向いていませんでした。