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14 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
雪の日。,
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レビュー対象商品: ゆきがやんだら (学研おはなし絵本) (大型本)
子どもって、どうしてこんなに雪が好きなんでしょう。大人になると、遊びのとき以外は邪魔者にしか思わないのに。 空から降りて来る不思議な訪問者だからでしょうか。 この本の子うさぎも、遊びたくてうずうずしている様子がよく分かります。 夜になって、もう寝る時間なのに「ちょっとだけね」と言って外に出してくれるおかあさん。 そこには『きつねのかみさま』に出て来たハイヒールを履くようなおかあさん(靴しか登場しませんが)ではなく、 長靴を履いていっしょに遊んでくれるおかあさんがいます。 雪の日のどんよりとした感じや、さまざまな暗さが夜にはあるのですが、 酒井さんの「黒」は、いつもその雰囲気がよく表されていると思います。 それに、こうさぎのベストや長靴、おかあさんの手袋などに使われている黄色が、 ふたりの心の暖かさを感じさせてくれます。 おはなしプーカ2004年12月号の単行本化です。 お持ちの方は、表紙の絵が違うことも楽しめますよ。
12 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
母子おそろいの白いマフラー,
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レビュー対象商品: ゆきがやんだら (学研おはなし絵本) (大型本)
酒井駒子さんが描く、ある雪の日のうさぎのママと坊やのおはなしです。朝、目が覚めてあたり一面の銀世界を目にした時って、思いがけないプレゼントをもらったような気分になりますよね。 外に出て雪遊びをしたい子どものわくわくする気持ちと、かわいい坊やに風邪をひかせないようにというママの気持ちがよく表れています。 「ぼくとママしかいないみたい、せかいで。」という一文と、雪の降る中、ベランダに出ているうさぎの母子の絵が印象的です。 部屋にレジャーシートを敷いて、外からとってきた洗面器いっぱいの雪でおままごとをしたこと。 それから、降り積もった雪に、手型、足型、顔型をつけて遊んだことを思い出しました。
18 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
なぜウサギなのかを考えてみると,
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レビュー対象商品: ゆきがやんだら (学研おはなし絵本) (大型本)
絵本では人間を動物に置き換えて表現することが良くありますが、選ぶ動物によって作品から伝わってくる印象が、大きく変わってきます。 よく登場するのは犬。実生活でも人間との距離が近く、親しみやすい万能の 動物といえます。犬というグループの中での描き分けもしやすいですね。 また登場頻度では猫も多い。犬に比べると、シャレた感じや神秘性が 加わるように思います。 本作で描かれている動物はウサギ。人間との距離感をみると、犬や猫ほど ベッタリしてなく、かといってブタやオオカミのように寓話的なところへ 行ってしまうこともない。ウサギは微妙なところに居ます。 つまり、都会のマンションに住む人間同士のような付かず離れずの距離感 とでも言いましょうか。そう考えると、鉄筋コンクリートの中で生活する ウサギの親子は、とてもリアリティがあり、現代人の一面をうまく捕らえて いると言えるでしょう。 登場するのは、ママと男の子だけ。 朝から夜まで降りつづける大雪は、2人きりの世界を決定的なものにしています。 交通機関も遮断され、園や買い物にも行けず、パパも帰っては来ず。 男の子にとっては、いつもと違う特別な一日となりました。 ママをひとりじめした男の子からは、恋愛関係の甘さにも似た絶妙な親子の 距離感を感じました。ふぅーむ、酒井作品ならではの味わいですネ。 雪を通して、親子を描いた作品で記憶に新しいのは、 大島妙子作『おかあさんおかあさんおかあさん…』があります。 光と影のごとく対照的なので、ぜひ読み比べてみてください。
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