潮見さんの作品は出版社問わず結構読んできましたが、これが1番好きです。
まだ1巻のみですが すでにハマッてしまい続きが楽しみで仕方ありません。
主人公の「紫」は、男子高校生でありながら200年前―江戸時代の遊郭を描く小説家。
過去の記憶のように湧き出してくる情景を書き出しては、作品を発表し続けている。
そんな彼と小説の大ファンである「真秀」という少女が出会い、
その頃から紫は頻繁に眩暈に襲われるようになる・・・
目が覚めるとそこは江戸の遊郭、吉原。花魁である過去の自分に同調していた。
過去世と今世が入り交じり、人の縁が絡まり、物語は進んでいきます。
「過去世の紫を殺したのは誰なのか?」散らばる謎は気になりますが、
兎にも角にも主人公が魅力的です。究極のマイペースで人たらしの美少年・・・!
過去世の花魁「夕紫」を愛していた人々が今世でも火花ばちばちな予感なのですが、
肝心の紫はといえば そんな周囲を完全に置いてきぼり。
己の好奇心の趣くままに行動し、すぐ思考の海に沈んでしまいます。
たとえ突拍子もない状況に遭遇しても、『状況に流される』というよりは
『あえて逆らわず、自然と周囲を自分のペースに巻き込みつつ流れに乗る』そんな人です。
不思議な魅力に周りの人々が魅了され 振り回されていても、
そもそも自分の影響力なんて全く気づいていないし眼中にもない。
なんとゆう天然の悪女・・・!!(いや、男子高校生だけど笑)
終始 紫のペース。まさに「ゆかリズム」です。