やるぞシリーズは確定申告を含む青色申告版と、確定申告部分だけの2製品がある。本製品は確定申告部分のダウンロードバージョンである。
青色申告版は帳票の作成などを行う。確定申告版は税務署へ提出する申告用紙への出力部分を担う。これは青色申告で作成したデータを取り込めるほか、手入力することにより単独でも使用可能である。通常は青色申告版からデータを取り込み単に印刷用途とする。
以上より、本製品は既に2011以前の青色申告版をお持ちで確定申告の書式を2012版にアップデートする場合または、帳票などを手処理し印刷のみを任せる場合に購入するソフトである。ソフトの用語で青色申告と確定申告があり、その機能の違いの説明が無いために混乱する部分なので購入者はよく理解して無駄な買い物をしないようにしなければならない。
また、ダウンロード版とパッケージ版はメディアCDの有無とユーザーマニュアルのPDFだけか印刷物を含むかの違いだけ(内容は同じ)であるから、わざわざ高いパッケージ版を買う必要は無い。ユーザ登録してパッケージの優待版を購入するよりダウンロード版の方がお得である。ただしダウンロード版も期間限定で値動きするようなので注意を要する。
青色申告版はデータ保持が3年分なのでそれを過ぎたときは青色申告版から買う必要があるようだが基本的に帳票の作成は年度が変わっても内容は同じだから過去データを削除することにより使いまわせると思う。それでもさほど高いものでは無いから買っても良いかと思わせるのがメーカーの戦略なのだろう。
出力にはAcrobatReaderが必要であり同梱されている(青色申告版の場合も同様)。私はAcrobatProを使っているがReaderでなければならない仕様となっている。バージョンによってはProが使えなくなる場合もあり非常に困った。確定申告終了後にProを再インストールした経験がある。この出力の仕様をなとかしてほしいものだ。
なお、印刷は白紙と税務署配布用紙への印刷が可能(OCR)であるが、OCRは印刷ズレを調整するのが難しい。ぴたっと合うのは奇跡にも等しい。さっさとあきらめて白紙に印刷するのが賢い。白紙といっても税務署書式に合致しているので何の問題も無く受け付けてもらえる。苦労してOCRを使うのは馬鹿げている。
また、青色申告版からのデータの取り込みは完全にオートマチックではないので最後に必ずチェックが必要であることを付け加えておく。