タイトルに入っている「やりくり上手」とか、「なぜ年収800万円でもお金が足りないのか」というようなテクニカルなことは、この本には書かれていません。なので、そういった実際的なノウハウを求める人にとっては、この本は☆1つということになると思います。
また、この本は、そうとうお金もち(または収入が多い人)を想定して書かれているため、収入の少ない人が何かのヒントを得ようとして読むと、相当反感を覚えるかもしれません。
著者は「サラリーマンが借金して不動産投資するのも検討に値する」と書いたり、「ボストン大学留学で2年間に1500万円使ったが十分に価値があり、帰国後ローンも返済した」というような例を紹介したりしています。このようなリスクのあることを平気で薦めるのを読んでいると「この人は無責任?」と感じてしまいます。
また、知り合いに「とりあえず200万ドルの貯金をつくりたいとがんばった人がいる。これで5%の米国債を買うと年間10万ドルの利息が入ってくる。このようになれば、人生の自由が手に入る。」というようなくだりには、あきれていまいます。簡単に2億円も貯められる人がどこにいるというのでしょうか。
こんないいかげんな本を書こうとした著者にもため息が出ますが、出版社も大反省していただきたいと思います。
こんな本を読むのは時間の無駄です。