非常勤講師としての著者の講義を
上智大学と京都精華大学で受講していた学生です。
この本は仕事術のビジネス書というよりは、
アーティストプロデュースという
仕事を通して築かれてきた著者の人生論だと思います。
著者はもともと小さい頃にはいじめにあっていて、
社会人になってからも赤面症で人間嫌いだったと、
この本の中で赤裸々に綴られています。
彼の実績は確かに素晴らしく、誰もが憧れる存在だと思うのですが、
ただ単純にすごいという一言で片付けられる人ではなくて
自分の弱い部分や過去を他人に見せられる、
完璧ではない自分を自分で認めていて、
それをむしろ誇りに思っている。そんな人間性が伺えます。
だから、みんな彼のことを応援したいと思えるし、
それによってプロジェクトチームを一つにまとめて、
奇跡のような実績を上げることができたのだと思います。
「あとがき」の2ページにすべての想いが凝縮されているような気がして、
最後の最後に思わず感動を覚えてしまいました。
筆者の気取らない人間味のある姿、自分と重なる部分がとても多かったのです。
マーケティング・ブランディングのプロフェッショナルの素顔は、
決して背伸びなどしない、素直で優しい人でした。
大学で10代の学生たちと真剣に向きあう姿が、大変印象的でした。
「今日はきっと何かが変わる」
「学生の力で、日本を変えよう」それが授業の合言葉でした。
四角さんとの出会いは、私の人生の中で
最も大きな意味を持つ出会いの一つだったと、確信しています。
ビジネス書という形態ですが、、
日本の若い人たち、学生へのメッセージが多数込められています。
今この日本で生きるすべての人に薦めたい一冊です。