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24 人中、21人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
傑作?問題作?,
By kazuhiro "kazu" (東京) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: やむなく覚醒!! 邪神大沼 (ガガガ文庫) (文庫)
高校生大沼くんのもとにある日邪神マニュアルが届けられる。
そのマニュアルに付属のスターターキットからは女の子(とラクダ)が召喚されて・・・。 とつぜんビギナー邪神としての生活がはじまる大沼くんの物語。 天狗のメス「かえで」先祖代々勇者業の女の子「ロト」など既存のライトノベルをあざ笑うかのような一癖も二癖もあるキャラクターたち。 ここまでお婆さんが活躍するライトノベルがあっただろうか(笑) そしてなにより特筆すべきは邪神マニュアルの内容だろう。 邪神チェックシート、召喚時の諸注意、クトゥルーさんの邪神風ハンバーグの作り方など 常人のセンスをはるかに超えたラインナップ(笑) しかもこれが全編つっこみなしのノンストップで展開される。 受け入れられるかどうかは読む人次第、傑作と問題作の間に漂う混沌のような一冊。
14 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
電車の中で吹いてしまいました,
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レビュー対象商品: やむなく覚醒!! 邪神大沼 (ガガガ文庫) (文庫)
タイトルどおり、仕方なく邪神となってしまった主人公。しかし本人は至って普通の高校生。よくあるラノベの「邪神となる(あるいはなった)主人公」のイメージを覆し、大沼君はそれらのナナメ下をゆく普通さ(クビが折れても生きているなど、ある意味全く普通ではないのですが…)です。
本人は普通に平和な生活がしたいだけなのに、逆に使い魔や信者、そして「オマエらのほうが邪神」のように思えてしまう一癖も二癖もある同級生たちに「邪神だから」と引きずり回され、翻弄される大沼君の生活がおもしろく描かれています。 そんな感じの主人公が動く、あくまでもコメディですので、邪神に付き物の「派手な」アクションシーンや破壊シーンはありません。(一応ありますが…) マニュアルを読み進めながら物語が動いていくという、これも珍しいスタイルですが、所々細かいところで笑わせてくれます。 電車の中で読んでいましたが、思わず「ぷっ」と吹き出してしまいました。
5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
いわゆる「中二病」のナイスなパロディ,
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レビュー対象商品: やむなく覚醒!! 邪神大沼 (ガガガ文庫) (文庫)
何と言うか、笑える作品。タイトルの『やむなく覚醒』という後ろ向きな渋々感からして何とも言えない可笑しさを漂わせているが、これが本作のカラーを端的に表している。そして、何に『やむなく覚醒』なのか?で『邪神』とくる。この極めて中二病的要素を醸す言葉が逆説的に捉えられている。そう、本作はこうした要素を逆手に取ったナイスなパロディなのである。
正直なところ、ストーリー展開は無いに等しいのだが全体の構成がかなり斬新。目次にある『はじめに』は本作の「はじめに」ではなく、本作の根幹を成す『邪神マニュアル』の「はじめに」である。章題を兼ねる『STEP 1〜10』もマニュアルの章題。つまり、この邪神マニュアルを主人公【大沼】とともに読み手も読み進めていく体裁である。これが実に馬鹿馬鹿しくて面白い。『STEP 1』の「邪神チェックシート」のチェック項目と、『以上の特徴のうちひとつでも当てはまる方は邪神、もしくは少し変わった人です』という文言からもぅ笑える。そして、この可笑しなマニュアルの後に『スターターキット』である使い魔の【ナナ】、召喚した妖魔、あるいはクラスメイト達と大沼との飄々としたやり取りが続く。やたらと大沼を邪神扱いして災いや争いをけしかけるナナ、邪神だと告白した大沼にさして驚きもせず、むしろ「邪神のくせに!」とツッコむクラスメイト達、敵対勢力(?)として登場する勇者、どこかズレた面々の醸し出す不思議な感覚が素敵にユルい世界を構築している。 全体のバランスとか、ギャグの詰め込み加減とか、そのギャグの後半での息切れ感とか、各キャラの弾けっぷりとか、ラヴ要素の絡め方とかにはまだまだ新人さんらしいところもあるが、限りなく星5つに近い内容と断言したいし、それらも今後の伸びしろと期待したい。行く末が楽しみな新人作家の登場である。
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