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25 人中、25人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
版画,
By キク - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: やまなし (画本宮沢賢治) (大型本)
宮沢賢治の世界は、私の中では少し薄暗い夜の世界にあります。小林敏也さんの版画?が、黒、白、青などの寒色の、まるで宇宙の中のような挿絵で、あまりにイメージにはまりすぎていて深い感動を覚えました。 その絵にはとても動きがあり、私は特に「魚がこんどはそこら中の黄金の光をまるっきりくちゃくちゃにしておまけに自分は鉄色に変に底びかりして、また上の方へのぼりました」の、魚が泳いでいるシーンの水のうねりや、 文字は深緑?に白抜きと、藍色にグレーがかった水色で書いてあります。それでまた文章を厳粛(大晦日に家で静かに除夜の鐘を聞いているような)気分で読ませてもらいました。
7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
なんて素敵なのだろう,
By ame (沖縄県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: やまなし (日本の童話名作選) (大型本)
読んでいてこれ程まで人を酔わす文章を私は知らないな。さわやか。すっきり。それでいてうっとり。読んでいるこちらまでもが清められるようなそんな素敵な体験が手軽に出来ます。 小学生の頃この本に出会い、やまなしのお酒が子ども心にも無性に飲みたくなったのを今でも忘れられません。 うい~酒酒。
6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
水の中の世界が絵とぴったり嵌っていて幻想的,
By
レビュー対象商品: やまなし (画本宮沢賢治) (大型本)
谷川の底に住んでいる蟹のお話です。青い幻灯で写された五月と十二月の二枚の川の底。 川底から子どもの蟹が見あげる景色の幻想的な美しさと相まって、弟蟹の外界に対する好奇心や憧れや恐怖などが、賢治独特の詩的な言葉のひびきのうちに表現されています。 特に、五月の弟蟹の死への恐怖や十二月の流れてきたやまなしを追っていく三匹の蟹の姿など、画もまた、ほんとうに青い幻灯に映し出されたもののような気がします。詩的な時間を堪能できると思います。
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