毎日新聞夕刊に連載されていた時は、月2回という変則的なペースだったので読み逃すことも多く、
今回まとめて読めるのは幸せなことです。
見開きの右側のページに大きめの文字で書かれた山田一成というフィルターを通して観た“微妙な真実”を、
左側のページの佐藤雅彦が生真面目かつクールな視点で解説していくスタイル。
“いつもここから”のネタで多用している繰り返しのリズムを封印し、切れ味鋭い鮮やかな一太刀によって暴かれる
“この世の真実”に「そうそう」と相槌を打たされ、“稀代のクリエイター”のユーモアを交えた冷静な結論に、
「なるほど!」と思わず膝を打つ。(異能の出会いという意味において)真のコラボレーションの見本のような作品。
この二人の“次回作”がとても気になります。