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15 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
アポロとディオニュソスの揃い踏み,
By 神戸市民 "薩摩守" (神戸市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: やってみなはれみとくんなはれ (新潮文庫) (文庫)
ともにサントリーの社員だった山口瞳と開高健だが、その作風は対照的である。行間の「間」を重視し、日常世界をユーモアと アイロニー、時には悲哀をこめて淡々と描く山口、「非日常」「祝祭」 「饗宴」の世界を追求し、豪放で華麗な作風を誇る開高。その二人が 「サントリーの社史」という同じテーマに取り組むことで非常に興味 深い「小説」が生まれた。山口の担当する前半部分(戦前)は鳥井社長 を始めとするサントリーの人間模様に注目することでサントリーに 留まらない近代日本の「青雲の志」が描かれ、開高の担当する後半部分 (戦後)では(開高お得意の)戦後すぐのカオス的状況から現在の経済 的繁栄に至るまで足跡が華麗な文体で痛快に描かれている。巻末の 「サントリー窓際OL」によるサントリー社内レポートも面白い。
8 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
なんと面白い・・・,
By
レビュー対象商品: やってみなはれみとくんなはれ (新潮文庫) (文庫)
自分自身の不明に恥じるのだが、著者のお二人がサントリー、というか寿屋に勤めて雑誌を作っていたというのは知っていたが、生涯その会社に所属していたとは知らなかった。あらためてサントリーという会社を見直し、数々の印象深いTVコマーシャルを想った。 最後の方の、現サントリー社員の女性の文章もなかなか印象に残ります。
8 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
ふたりの手練が描くサントリー,
By
レビュー対象商品: やってみなはれみとくんなはれ (新潮文庫) (文庫)
開高健と山口瞳という、芥川賞・直木賞作家が、それぞれ在籍していたことのあるサントリーと、その創業者である鳥居信二郎の生涯を描いた作品です。開高健の描いた後半は、「耳の物語」などの小説と重なる部分もあって、彼の愛読者にはなじみ深いかも。はじめは社史に掲載されていたという作品ですから、ちょっと浪花節過ぎる気もしますが、そこは二人の手練がぐいぐいと読ませます(笑)
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